公式ブログをご覧いただき、ありがとうございます。photo studio ouchiの代表・村上佑です。ゴールデンウィークも終わり、沖縄は徐々に梅雨の気配。沖縄といえば、青い海!というイメージは間違いありません。もちろん、沖縄に移住して11年目の私も沖縄の海は格別です。
しかし、以外に見落としがで個人的にも実は海より好きなのが森なんです。
特にこの梅雨時期になると、植物が潤いを増し艶やかな姿を見せてくれます。木々はしっとりと重厚感が増し、葉や花の中に溜まった水滴はまるで宝石のよう。森全体が生き生きと輝き、とても美しい世界を魅せてくれるのです。
沖縄でのフォトウェディングでも海に加えて、森での撮影も不動の人気撮影シチュエーションとなっています。比較的暑い夏の沖縄でも、森の中に入ればとても涼しくてびっくり。きっと沖縄の森の魅力に取り憑かれてしまいますよ。
森といっても、深い森へ行くのではありません。ガジュマルや亜熱帯植物が深々と茂った広い公園で撮影を行います。ぜひ、沖縄でのフォトウェディングや家族写真をご検討中の方は「森」の撮影も考えてみてくださいね。
目次
10年越しの家族写真
さて、今日のブログは、タイトルの通り「沖縄ウェディングから10年越しの再会」。昨年末に沖縄旅行での家族写真を撮影させていただいた、とても大切なお客様との物語です。

「しっかり丁寧に書きたい」と思っていたのですが、日々の業務に追われているうちに、気づけば時間ばかりが過ぎてしまいました。けれど、あのとき感じた感動は、今でも心の中に鮮やかに残っていて、決して色褪せることはありません。だからこそ、今この瞬間の気持ちのまま、素直に綴ってみたいと思います。

思い返せば、あれは10年前のこと。私は沖縄県・国頭村にあるリゾートホテル「オクマ プライベートビーチ & リゾート」で、結婚式の撮影を担当していました。
沖縄らしい爽やかな潮風と目の前に広がるエメラルドブルーの海。まるで絵に描いたような場所での結婚式。
その新郎新婦のお名前は、なんと私と同じ「村上様」。この偶然に驚きつつも、不思議なご縁を感じ、あっという間に打ち解けたことを今でもよく覚えています。おふたりはとても温かく、元気で明るいお人柄。周囲の空気までもが優しくなるような、そんなカップルでした。

ご家族やご友人に囲まれて行われたその結婚式は、厳かでありながらも笑顔と涙があふれる、まさに「祝福」に満ちた時間でした。
その後、結婚式と披露宴の撮影を終えてお別れする際に、「またいつか、この場所でお会いできたらいいですね」と言葉を交わしたことも覚えています。でも実はそのときすでに、おふたりの間では「10年後、またオクマで村上さんに撮ってもらおう」と、そんなことを話されていたそうです。

あれから10年。2024年12月。
まさか本当にご連絡をいただけるとは思っていなかった私は、メールを読んだ瞬間に胸が熱くなりました。「あの日の約束を、ずっと心に留めてくださっていたんだ」と思うと、言葉にできないほど嬉しくて、懐かしさと感動が一気に押し寄せてきました。

そして再び、同じオクマの地へ。かつての新郎新婦は、今では立派なパパとママに。その腕の中には、ふたりの愛らしいお子さまたち。「家族」というかたちが、そこにありました。

久しぶりに見るオクマの海は、変わらず美しく、私たちを優しく迎えてくれているようでした。10年前に撮った風景の記憶と、今目の前の光景が重なり、まるで時がつながっているような、不思議な感覚に包まれました。
当日の撮影の様子
10年ぶりの再会。ワクワクしながらも、やっぱり少し緊張もしていました。

「当時よりずいぶん大きくなってしまった私を見て、“村上さんじゃない!”なんて言われたらどうしよう……」そんなことを考えて、内心ドキドキしていたんです(笑)。
でも実際にお会いしてみると、おふたりはまったく変わらず、スラッとしたまま素敵なパパとママ。会った瞬間に私だと理解してくれて、なんだか安心しました。

撮影は、まずオクマビーチで自由に過ごしてもらいながらスタート。やっぱりオクマの海は特別です。ただの青じゃない、あのエメラルドブルー。何度見ても心が洗われます。

そんな中、サンゴや枝を見つけて嬉しそうに駆け回るSちゃん。思わずこちらの頬も緩んでしまうような、ムードメーカーぶり。

そして、そんな妹をそっと包み込む優しいCちゃん。その瞬間、雲の切れ間から太陽が顔を出し、海をキラキラと照らしてくれてとっても綺麗な写真を撮影することができました。
続いては、事前にいただいていたリクエストカットへ。

家族4人でのジャンプ写真では、“阿吽の呼吸”で息ぴったり!

10年前はパパの手の上にいたのはママだけ。それが今では、ママと2人のお子さん、合計3人が勢ぞろい。とても楽しい、思い出深い写真が撮れました。

そして最後は、やっぱりオクマの象徴・白いアーチと桟橋での撮影。この場所は、きっとCちゃんとSちゃんが大きくなっても、忘れないはず。記憶が曖昧になってもこの写真を目にすれば、必ず思い出してくれるでしょう。
その時ふと、また数年後、この場所でご家族を撮影できたらいいな、と思いました。そして、いつかふたりのお子さんが家族を持ったとき、またこの場所で写真を残せたら……。

そんな未来を想像して、今から10年後、20年後を楽しみにしている自分がいます。私はきっと50代か60代になっているけれど、それでもシャッターを切り続けていたい(笑)。

こんなふうに、お客様とともに紡がれる温かな物語があるからこそ、私はこれからも、生涯写真を撮り続けたい。心からそう思えた一日でした。
10年前の写真と比較
おおよその撮影が終わっても、お子様たちはオクマビーチの魅力に夢中でした。最後には、パパとママと共に10年越しの記念写真を撮影。思い返せば、あの当時の私はまだ30歳前後で、フレッシュなスラッとした雰囲気があったのですが、時の流れは容赦なく、今ではこんな有様に……本当にお恥ずかしいと感じる毎日です。(笑)

とはいえ、ジムに通って体を整えようと努力している自分もいますし、今週からはプールも始める予定です。また10年後にはもっとスラッとして、かつ若々しい姿で皆様とお会いできるよう、ひそかに目標を立てています。

家族写真の撮影は約1時間ほど。その時間はあっという間に過ぎ、お子様たちの笑顔や元気な様子、パパママとの何気ない会話が、一瞬一瞬に詰まっていました。

もっとゆっくりとお話しして、奥深いエピソードを聞かせてもらいたかったのですが、家族みんなで楽しむ沖縄旅行という充実した日程の中で、私に長い時間を割いていただくのは心苦しくもありました。

最後に改めて「また必ず再会しよう」という約束を交わしながら、お別れの時間を迎えました。別れという言葉にはどこか切なさが伴いますが、これはまた10年後に向けた新たなスタートの一歩。

心の中に、未来への希望と共に「次こそはもっとスラッとした姿で!」と固く決意を胸に抱く瞬間でした。
今後も、ダイエットやトレーニングはもちろんのこと、写真スタジオとしても日々成長し、皆様にもっと感動していただける写真をお届けできるよう努めます。

今日の温かい再会が、次なる未来への励みとなり、どんなに時が流れても揺るがない覚悟として、私の中にしっかり刻まれていくのだと感じています。
お客様と歩んだ10年間
公式ブログやSNSでも重ねてお伝えしていますが、私たちは2025年で創業10周年を迎えることができました。長かったような、あっという間だったような……なんとも不思議な感覚です。
この10年のあいだには、嬉しいことも、時に切ないことも、本当にさまざまな出来事がありました。そんな中、いつも励みになっていたのは、お客様からいただく温かな応援メッセージや、毎年ふらりと立ち寄ってくださり、お話ができたこと。そして今では「お客様」というよりも「友人」と呼びたくなるような、深いご縁をいただけたことです。
みなさんの存在が、私たちの背中を何度も押してくれました。本当にありがとうございます。これからもさらに飛躍できるよう頑張りますので、引き続き、よろしくお願いいたします。
最後になりますが、現在photo studio ouchiでは過去に類を見ないほどのお得な10周年キャンペーンを実施しています。もし、沖縄でのフォトウェディングをご検討中の方はぜひご検討ください。
最後までブログをご覧いただき、ありがとうございました。