沖縄フォトウェディングをご検討のみなさん、初めまして。沖縄県のほぼ中心に位置するうるま市にスタジオを構えるphoto studio ouchiの村上です。約10年ほど沖縄で写真スタジオを運営していますが、年々ご予約される日数が前倒しになってきていまして、これまでは3ヶ月前くらいがほとんどだったのですが今日は4月のお客様のご予約が入りました。ご予約いただきましたお客様、本当にありがとうございます。それだけ沖縄フォトウェディングを楽しみにして、計画的に進めてくださっているのでしょう。私たちスタッフ一同、お客様に想像以上の楽しさをご提供できるように精一杯サポートするため引き続き、より良い写真スタジオを目指して頑張ります。
さて今日は「沖縄フォトウェディングの豆知識」と題したコラムです。あまり目にすることのない情報なので読む価値有り!ぜひ最後までお読みいただき、沖縄フォトウェディングの参考にしてください。
沖縄でのフォトウェディングは大きく分けて写真・ドレス・メイクのカテゴリーに分類できます。今回はその3つの中から写真についてお話したいと思います。衣装もメイクも大事だけど、最後に形として残るものは写真。スタジオやフォトグラファーによってもかなりテイスト違いがありますが、その違いは割愛させていただき、写真の納品形態について詳しくお話します。
JPEGとRAWって何?
みなさんは写真画像形式の「JPEG」や「RAW」をご存知でしょうか?写真が趣味の方はきっと誰でも知っていることだと思うのですが、意外に一般的には知られていないことが多いでしょう。専門的な用語を並べても理解できなければこのコラムの意味がないので、ここでは馴染みがある言葉を使いたいと思います。
JPEGのメリットデメリット
写真画像形式の「JPEG」は世界で広く使用されている画像形式で、高画質な画像データを小さい容量で扱えることが特徴です。小さい容量で扱えるメリットは、コピーや転送(クラウドへのアップロード)が早く、手軽に行えるということ。つまり、取り回しが楽だということです。そのため、沖縄フォトウェディングの写真データを納品する写真スタジオ様はほぼ100%「JPEG」を利用しています。
「JPEG」のデメリットは、小さい容量だということから情報量は最低限。「JPEG」を利用して画像編集など行えば、見る見るうちに画像が劣化していきます。「JPEG」を料理で例えると、調理後にお皿に盛り付けた状態が「JPEG」だと思ってください。カツ丼を作ってしまったら、もうカツ丼以外の料理に作り直すことは不可能。違うお料理に変えられたとしてもきっと美味しくないですよね。
RAWのメリットデメリット
一方で「RAW」は、「JPEG」のおよそ2から10倍も大きな容量を持つ写真画像形式です。容量が大きいということはより多くの情報を記録しているという事。「RAW」を使用して画像編集を行っても画像は劣化することがない。簡単に言えば「RAW」さえあればなんとでもなる、そんな感じです。
「RAW」のデメリットは、容量が大きく取り回しが大変だということ。一般的なパソコンでは表示すらできないだけでなく、ハードディスクも容量オーバーでコピーすらできない可能性もあります。「RAW」を料理で例えると、材料が手元にある状態。つまり、これからいろんな料理を作る振り幅があるのです。豚、米、卵、出汁、砂糖、醤油、酒が手元にある。カツ丼を作ることもできれば、豚の照り焼きと卵焼きもできちゃうなんてことも有りますよね。
更にRAWについて詳しく
面白いことに「RAW」は「JPEG」に変換することもできるのです。つまり「RAW」で画像編集を行い「JPEG」に書き出すことができます。私たちをはじめ、多くのフォトグラファーがこのフローで写真を納品していると思います。
写真画像形式の「JPEG」や「RAW」の違いを理解できた方は、きっと「RAW」データが欲しいと思うはずです。沖縄フォトウェディングの写真を「RAW」で持っているとどんなことができると思いますか?
「RAW」の色調補正は「JPEG」の2から10倍の調整が可能です。最近、流行傾向のくすみ系のレタッチはもちろん、モノクロやセピアなど様々なテイストへの色調補正を可能にします。「RAW」は保管し、ご自身の好きなテイストに色調補正を行い「JPEG」を書き出して楽しむなんてこともできます。
しかし「JPEG」しか持っていなければ、色調補正の振り幅がかなり狭いので、思ったようなテイストにならないことがほとんどです。今ではまだ馴染みがない写真画像形式「RAW」。これもきっとあと5年から10年で一般的な画像形式となり、持っているときっといいことが待っているのではないでしょうか。
納品はRAWが1番!?
沖縄フォトウェディングの写真データは「JPEG」で納品されます。フォトグラファーが色調補正を行い「RAW」から「JPEG」へ変換しているのです。だからこそ、フォトグラファー選びでミスマッチが起こると、理想とは違うテイストのウェディングフォトとなってしまう可能性があります。そんな時でも「RAW」さえあれば、何度でも色調補正を行うことができるので安心です。最悪の場合、「RAW」をください。と伝えて、自分自身で色調補正にトライしてみることも良いと思います。
過去にフォトグラファーのお客様や写真が趣味の新郎様から「自分でも色調補正をしてみたいので、RAWデータも納品してもらうことはできますか?」と質問いただくことが数回ありました。もちろん断る理由は無く、USBに「RAW」をコピーして納品いたしました。
ouchiの納品方法
私たちphoto studio ouchiのウェディングフォトは「RAW」から色調補正を行い「JPEG」に変換して納品いたします。肌に透明感を感じる明るさで自然な表情を表現し、違和感のない程度の彩度の調整で沖縄の青い海を印象的にします。続いて水平垂直を補正し、海のゴミや無駄なものを消去。この作業を200枚から300枚ほどの全データに対して行います。
沖縄フォトウェディングの写真は一生の宝物です。だからこそ、より情報量が豊富で綺麗な写真を宝物にするためにしっかりと「RAW」を保管して欲しいと思っています。これからphoto studio ouchiや他の写真スタジオで撮影を控えているお客様は、ぜひ「RAW」での納品を希望してみてください。きっと快く対応してくれるはずですよ。
以上、「沖縄フォトウェディングの豆知識」として今回は写真の話。その中でも写真画像形式の「JPEG」や「RAW」の違いについてお伝えいたしました。ぜひ沖縄フォトウェディングの参考にしていただければ幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。