スチール撮影実習|第2回「カメラの三大要素を知ろう」

今日は、写真の明るさやボケ感を自分でコントロールできるようにする回です。カメラの三大要素 絞り(F値)/シャッタースピード/ISO感度 を体験しながら学びます。


本日のゴール

  • 絞り・シャッタースピード・ISOの役割を理解する
  • 数値を変えると写真がどう変わるかを体感する
  • 自分で「明るさ(露出)」を調整できるようになる

持ち物

  • カメラ一式(バッテリー・メモリーカード)
  • 配布ワークシートまたはスマホでこのページ

授業のポイント

  • 「絞り=ボケ」「シャッタースピード=動き」「ISO=明るさ」の関係を意識しよう
  • 設定をいじる前に「何を伝えたいか」を考えると作品の方向性が見えてくる

タイムテーブル

  1. 導入(0〜10分):前回の復習と今日のテーマ説明
  2. 絞り(10〜25分):F値でボケを変えて撮影
  3. シャッタースピード(25〜40分):動きを止める/流すを体験
  4. ISO感度(40〜55分):明るさとノイズの違いを確認
  5. 総合実習(55〜75分):三要素を組み合わせて露出をコントロール
  6. 振り返り(75〜95分):撮影結果を比べて意見交換
  7. まとめ(95〜100分):今日のポイント整理・次回予告

キーワードまとめ

要素意味変えるとどうなる?
絞り(F値)レンズの穴の大きさ(蛇口の大きさ)小さいF値(F2.8)→ 背景ボケる
大きいF値(F11)→ 全体にピント
シャッタースピードシャッターが開いている時間(蛇口を開ける時間)速い(1/500)→ 動きを止める
遅い(1/10)→ 動きを流す
ISO感度センサーの光を感じる力低い(ISO100)→ きれい・暗い
高い(ISO1600)→ 明るい・ノイズあり

関係図

実習ワーク

  • 実習①: 絞りを変えて同じ被写体を撮る(F2.8/F8/F11)
  • 実習②: シャッタースピードを変えて動く手を撮る(1/30/1/250)
  • 実習③: ISOを変えて明るさを比較(ISO100/ISO800/ISO1600)
  • 実習④: 3つを組み合わせて露出を調整(明るすぎ・暗すぎ・ちょうどいい)

今日の学びメモ

・どの設定が一番好きだった?:_______________________

・もう一度撮り直すなら何を変える?:_______________________

次回予告

第3回は「光を読む」——自然光の使い方を学びます。
窓際・日陰など、光の違いがどんな影響を与えるか体験します。