スチール撮影知識|第3回「光を読む(自然光を活かす)」

ヘアメイク作品をより美しく残すために、光の向き・質・色を理解して使い分けます。
順光/逆光/サイド光、直射光/日陰/窓際の違いを体感しながら学びます。

本日のゴール(100分)

  • 順光・逆光・サイド光の特徴を説明できるようになる
  • 直射光と日陰(窓際)の“影の硬さ”の違いを見分けられる
  • ヘアメイクに合う光を選んで撮影できる

持ち物

  • カメラ一式(バッテリー・メモリーカード)
  • このページ or 配布ワークシート
ポイント

  • 順光=正確な色/逆光=やわらか&髪が透ける/サイド光=立体感
  • 直射光は影が硬い、日陰・窓際は影が柔らかい
  • 「何を見せたいか」を先に決めて光を選ぶ(メイクの発色?髪のツヤ?立体感?)

タイムテーブル

  1. 導入(0〜10分):前回(絞り・SS・ISO)復習/今日のテーマ
  2. 講義(10〜25分):順光・逆光・サイド光/直射光・日陰・窓際の特徴
  3. 実習①(25〜50分):同一被写体で光の向きだけ変えて撮影(順光→逆光→サイド)
  4. 実習②(50〜75分):光の“硬さ”比較(直射→日陰→窓際+レフ)
  5. 実習③(75〜90分):自分の作品に最適な光を選んで1カット仕上げ
  6. まとめ(90〜100分):結果共有/フィードバック/宿題案内

光の関係図(位置関係のイメージ)

太陽(または窓)/モデル/カメラの位置で見え方が変わる:

  • 順光:太陽→モデル→カメラ(色正確・影少)
  • 逆光:カメラ→モデル→太陽(髪の透け感・ふんわり)
  • サイド光:太陽↔モデルに対して横(立体感・陰影)

チェックリスト(実習ワーク)

項目 できた? メモ
順光・逆光・サイド光で同一被写体を比較できた
直射光と日陰(窓際+レフ)で影の硬さを比較できた
自分の作品に最適な光を選び、1枚仕上げた

今日の学びメモ

・一番きれいに見えた光の組み合わせ:________________
・その理由(メイクの発色/髪のツヤ/立体感など):_________

次回予告: 第4回は「屋外ロケ撮影(自然光の実践)」。
ロケ地の背景選びと、ヘアメイクが映える角度・距離感を意識して仕上げます。